中国外務省の華春瑩報道官は10日、定例記者会見で「中国は、アメリカとラテンアメリカの関係がさらに発展していくのを歓迎する。今回の米州首脳会議が西半球の安定と発展に積極的に貢献できるよう期待している」と述べました。
第7回米州首脳会議は今月10日から11日までパナマで開催されます。会議への参加を前に、アメリカのオバマ大統領は「アメリカとほかの米州諸国との関係はここ数十年で最も良い時期を迎えている」と述べています。一方、今年初め、中国の主催で中国 ラテンアメリカ カリブ諸国共同体フォーラム第1回閣僚級会合が開催されました。こうした動きについて、一部のメディアは、中国とアメリカがラテンアメリカをめぐって「影響力争い」をしているようだとしています。
これを受け、華報道官は「中国とラテンアメリカの協力は共同利益と相互の需要に基づくもので、南南協力(開発における途上国間の協力)を構成する重要な部分である。この協力は平等互恵で開放的かつ包容力のあることを理念としている。それぞれが他の国との関係を発展させることを尊重するものであり、影響力を持つためのものではない」と主張しました。
(中国国際放送局)
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