【新華社北京4月10日】近頃、一部の国は中国の南海島礁でのメンテナンスと建設を消極的に評価することに対して、中国外交部の華春瑩報道官は9日、関連の建設が中国の主権の範囲におけるもので、人情・道理・法に適って、如何なる国に影響を与えなく、また如何なる国を標的にしないから、なんら非難の余地がないと示した。
華春瑩報道官は次のように述べた。中国は南沙諸島及びその付近の海域に対して争えない主権を有している。中国政府が南沙一部の駐屯島礁に対して関連の建設と施設へのメンテナンスを行うことは、主に島礁の関連機能を完備し、駐屯員の作業と生活の条件を改善し、国家の領土主権と海洋権益をよりうまく擁護し、海上搜索と救助、災害予防・減少、海洋の科学研究、気象観察、環境保護、航行安全、漁業生産サービスなどの方面における中国の負う責任と義務をよりうまく履行するためだ。
華春瑩報道官は次のように示した。南沙島礁の拡張工事が竣工した後、島礁での機能が多方面で、総合的になり、必要な軍事的防衛のニーズに満足するほか、より多く各種類の民間利用のニーズにサービスを提供するのだ。南海の海域が大陸から遠ざかり、航路が密集しており、漁場の数が多く、台風と季風からの影響が際立つために、海難事故がしきりに起きている。
「今回の島礁の拡張工事では、我々は風よけや航行援助、搜索救助、海洋気象の観測と予報、漁業サービス及び行政管理などを含む人々の生活に関わる機能と施設を建設し、中国や周辺国および南海を航行する各国の船舶に必要なサービスを提供します」と華春瑩報道官は語った。
一部の国の消極的で誤った評論に対し、華春瑩報道官は次のように強調した。中国は平和的な発展の道を歩むことを堅持し、防衛的な国防政策を遂行している。南海の平和と安定を保つことは、中国の発展と安全の利益に合致する。中国側は当事国との直接協議を通じて紛争を解決することを堅持し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々と共に南海の平和と安定の維持に取り組むことを堅持する。
華春瑩報道官は次のように述べた。「一部の国はある国が長期にわたって不法占拠の中国の南沙島礁で土木工事を大いに起こしている行為を黙視する一方で、中国が自国の領土で正常な活動を行っていることに対しあれやこれやのことを言っているということに我々は留意した。これは明らかなダブルスタンダードで、不公平かつ非建設的なことだ。」関係方面に南海問題においてどちらの側にも立たない承諾を厳守し、地域の平和と安定にプラスになることをより多く行うよう希望している。 (翻訳・編集/謝艶)
(新華網日本語)
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