【新華社東京4月8日】日本国立環境研究所の研究員は6日、2011年3月11日に発生した東日本大震災でフロンなどのハロアルカンが大気中に大量に排出されたと発表した。研究員は地震で損壊した建造物の断熱材とエアコンの冷却剤に含まれるフロンなどが漏れたことが原因だと判断している。
国立環境研究所の斉藤拓也主任研究員が率いる研究チームは、北海道根室市、岩手県大船渡市及び沖縄県竹富町の3つの地点で、オゾン層を破壊し、且つ温暖化の原因となるフロンなどの6種類のハロアルカンに対し長期的にモニタリングを行った。さらに、大気の移動モデルに合わせて、排放量を推算した。
同研究チームは、2011年3月から2012年2月までの1年間に、上述の6種類のハロアルカンの排出量を前年及びその翌年と比較したところ、それぞれ21%から91%増量し、総排出量が6,600トン増加したことを確認した。これは2013年度の日本の温室効果ガス総排出量の1.4%に相当する。
(新華網日本語)
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