商務部(商務省)の沈丹陽報道官は先月31日の定例記者会見で、国内外のメディアが注目する話題や敏感な問題について質問に答える中で、「シャネルは大陸部で主体的に商品価格を引き下げ、中国と欧州との販売価格の差を大幅に縮小した。この動きを歓迎する。海外に流れた消費を国内に回帰させるのにプラスになると確信する」と述べた。人民網が伝えた。
沈報道官は、「ここ数年来、中国国民の海外消費熱が上昇を続けている。2014年の出国者数はのべ1億人を超え、海外でのショッピングが急速に増加し、海外消費ブームを形成している。その主な原因は国内外の価格差であり、国内外の価格差をもたらす重要な要因の一つは、海外ブランドメーカーが中国市場に対して採用する価格設定方式にある」と述べた。
また沈報道官は、「商務部は今後も引き続き関連部門とともに関連する政策的な一連の問題を研究分析し、方向性をもった政策措置を採用し、中国人ができるだけ海外に行かなくても合理的な価格で高級消費財を買えるようにし、海外に流れた消費が国内に回帰するようさらに誘導し、国内消費を安定・拡大させる」と述べた。
(人民網日本語版)
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