第一次世界大戦の史料『第一次世界大戦時のフランスにいる中国人労働者』中国語版が北京で世に出る

Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-03-16 14:41:43 | 編集: 薛天依
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   【新華社東京3月16日】中国人労働者の第一次世界大戦参与100周年を記念するため、吉林出版集団有限責任公司が出版した貴重な史料、『第一次世界大戦時のフランスにいる中国人労働者』の中国語版が15日、北京で正式に発行された。

   当書は中国系住民の歴史学者・馬驪氏の編著で、中国、イギリス、フランスなどの10余カ国と地域からの学者、専門家28人による研究成果が集められている。

   出版側の紹介によると、『第一次世界大戦時のフランスにいる中国人労働者』中国語版はフランス語原版への翻訳に限定されず、編著者と出版者がフランス語版への改正や改善も行い、70枚以上の歴史写真および中国人労働者の証言資料に対する論評的な文章が一編増えたという。

   第一次世界大戦中、フランスとイギリスは労働力の不足により、中国政府と中国人労働者募集の契約を締結している。中国人労働者およそ14万人がはるばる海を越えて欧州へ渡っており、そのうちおよそ2万人がこの異国の土地に眠っている。彼らは戦争の前線に駆けつけることはなかったが、後方で鉄道の修築、道路や橋、塹壕及び農業生産といった仕事に積極的に参与した。

   第一次世界大戦後、多くの中国人労働者がフランスに根を下ろし、第一陣の在仏華人となり、同時に中仏人民の友好往来の架け橋や絆にもなった。

(新華網日本語)  

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キーワード    第一次世界大戦 フランス 労働者
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