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中国訪問中の日本の民間団体「村山首相談話を継承し発展させる会」(以下「村山談話の会」)訪中代表団は11日午後、訪問先の南京で大虐殺記念館と虐殺が行われた中山埠頭付近を訪れ、戦争被害者を追悼しました。
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中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館で、代表団は「日中不再戦祈願」の言葉を書き添えた花輪をささげ、団員である日蓮宗長元寺の常岡裕道住職が被害者の鎮魂を願う読経を行いました。
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北京で盧溝橋事変の地を訪れたのに続き、南京大虐殺にちなんだ史跡を訪れたことについて、藤田高景秘書長は「過去の過ちをしっかり見つめて、日本に再び侵略をさせない決意を抱いて見学を決意した」と話しました。鎌倉孝夫団長は「戦争は人間を狂わせることを南京大虐殺が実証している。絶対に戦争をやめさせなければだめだ。これを記念館が事実として明確にしている。日本人の皆にここに来て勉強してほしい」と見学後の思いを話しました。
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「村山談話の会」は1995年に発表された「村山談話」の意義を継承し、発展させるために、2013年11月に学者、文化人、大学教授、元外交官、ジャーナリスト、市民運動家により結成。今回は同会発足後に派遣した初めての中国代表団です。
(中国国際放送局)
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