【新華社東京3月11日】日本を訪問中のドイツ・メルケル首相は10日、日本は「慰安婦」などの歴史問題をできるだけ早く適切に処理するよう促した。
メルケル首相は10日午前、日本最大の野党、民主党の岡田克也代表と会談した。日本メディアによると、およそ40分の会談のうち、30分が歴史認識問題をめぐって展開された。岡田代表が漏らしたところによると、メルケル首相は「慰安婦」問題について自ら言及し、「慰安婦」などの歴史問題の適切な処理は、日本の隣国との和解実現にたいへん重要だとの見解を示したという。
岡田代表は会談で、今年は第二次世界大戦終結70周年にあたるが、日本は中国、韓国などの隣国との和解がまだ達成できていない。ドイツが戦後隣国との和解をどのように達成させたかを知りたいと語った。これに対し、メルケル首相はドイツのナチスの歴史精算を例として、歴史問題の完全な解決の可能性は低いとしながらも、「必ず常に過去を直視せねばならない」との見解を示した。
岡田代表は 加害者は過去を早く忘れたいと思うが、被害者はそう簡単に過去を忘れることはできない。日本はこうした認識に基づいて和解の問題を処理する必要があると指摘した。
(新華網日本語)
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