ファストファッションブランドが始めた大御所と手を結んで安価な製品をうち出すというやり方を、業界を超えた企業も取り入れるようになった。コンビニエンスストア大手・セブン-イレブンの親会社セブン＆アイ・ホールディングスはこのほど、フランスの有名デザイナーのジャン＝ポール・ゴルチェと手を組んでレディースファッションコレクションをうち出し、今年10月に発売することを明らかにした。「北京商報」が伝えた。
新コレクションは10月にセブン＆アイ傘下のイトーヨーカ堂45店舗とそごう・西武24店舗でうち出される予定。
このコレクションはベーシックな「セット・プルミエ」とスタイリッシュな「ジャン・ポール・ゴルチェ フォー セット プルミエ」の2シリーズからなり、コート、ジャケット、パンツ、ワンピース、アクセサリーなど約50点が3900～2万9千円の価格帯で発売される。10月にセブン＆アイ傘下のヨーカ堂とそごう・西武を2大販売ルートで発売を開始し、同コレクションを取り扱う専用のショッピングサイトも開設され、日本全国に1万7千店舗あるセブン-イレブンでの受け取りができるようにする。
業界関係者は、「デザイナーとのコラボレーションでまったく新しいコレクションをうち出すというやり方は、セブン＆アイがこれからファッション業界に進出する上での前奏曲だ。同社がもつ小売販売ルートはファッションブランドを発展させるためのまたとない優れた資源になる」と話す。
ジャン＝ポール・ゴルチェはフランスの有名デザイナーブランドで、株式の45％をエルメス・アンテルナショナル社が保有する。セット プルミエはセブン＆アイのプライベートブランド「セブンプレミアム」傘下のファッションブランドとなる。セブンプレミアムは主にセブン-イレブンに下着、朝食用シリアル、キャットフードなどを含む多様な商品を提供している。今回のコラボ商品はセット プルミエと同時に発売される。
(人民網日本語版)
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