【新華社北京2月26日】日本の徳仁皇太子は、今年は第二次世界大戦終結70周年にあたり、戦争を知らない世代に歴史を正しく伝え、平和への思いを伝えてゆくべきだと語った。
徳仁皇太子は23日に55歳の誕生日を迎えた。戦後生まれの彼は誕生日を前に行われた記者会見で「私自身戦争を体験しておりませんが、戦争の記憶が薄れようとしている今日、謙虚に過去を振り返り、戦争を直接知らない世代に、悲惨な体験や日本がたどった歴史の道が正しく伝えられていくことが、非常に大切です。」と語った。
徳仁皇太子は、日本の戦後は平和憲法を「礎石」として国を再び築き上げてきたからこそ、平和と繁栄を享受しているのだと語った。「私は、本年が平和の尊さを心に刻み、私たちの平和への思いを新たにする機会になるよう希望しています。」
徳仁皇太子は日本・明仁天皇の長男。徳仁皇太子は記者会見で、娘の愛子内親王の成長や、妻、皇太子妃の体調および自分の人生経験などについても語っていた。