【新華社北京1月27日】国の指導者が外国訪問中に精力的にPRを行い、企業関係者が四方八方を駆け巡り、中国高速鉄道はまさに「海外進出」のペースを加速している。中国の高速鉄道の「海外進出」を行って、外国との鉄道協力を共同で推進することは、先進的で、便利な交通施設を建設するだけでなく、鉄道による利益を世界各国にもたらすことができる。
アジア及び周辺地域で、「一帯一路」戦略に向けてサービスを提供し、中国はまた東南アジアを縦断し、マレーシアとシンガポールに通じる大型ルートの建設を計画している。シルクロード経済ベルトでは、中央アジア、欧州と連絡する高速鉄道高架橋を建設する。アフリカでは、西アフリカから東アフリカまで、中国が建設する「鋼鉄の長い龍」がアフリカの多数の国と連結する。欧州では、中国の鉄道が初めて頭角を現す。北米大陸では、中国企業の高速鉄道プロジェクトの競争入札での突破が期待される。
中国鉄道総公司の国際協力部の陳覚民主任は次のように述べた。中国の東西南北に広がる5,000キロの広大な大地で、高速鉄道の線路は各種の地形、地勢及び気候特徴を超越して敷設され、総延長は1万6千キロに達し、世界の高速鉄道の総延長の半分以上を超えている。
中国の高速列車は現在、保有車両台数が1,300両余りで、世界最多となっている。列車は時速200キロから380キロの各速度水準をカバーし、最も種類が揃っている。動車組(高速列車)の運行距離は累計約16億キロに達し、最も豊富な経験を誇る。
「中国の鉄道装備の最大の優位性は、第一に性能対価格が優れており、第二に納品が的確であることだ。」中国南車股份有限公司の海外市場を担当する徐宗祥副総裁はこう語る。
「高速鉄道は世界市場において将来性が高いが、予測が現実になるまでに一定の過程が必要になる。中国企業にはその忍耐力が求められる。」中国鉄道第四勘察設計院グループ有限公司の蒋再秋董事長(代表取締役)はこのように述べた。
一方で、その他の国の高速鉄道企業の競争力も過小評価できない。もう一方で、世界経済は金融危機の影響によって、「景気」が良くない。