日本の安倍晋三首相は20日、中東の過激派組織「イスラム国」に日本人人質2人の釈放を求め、パレスチナ訪問の一部日程を短縮し、帰国の前倒しを決めました。
20日正午、安倍首相はイスラエルからヨルダン川西岸の都市ラマッラーに到着し、パレスチナのアッバス大統領と会談を行いました。会談後の記者会見で、アッバス大統領と安倍首相は人質事件を強く非難しました。安倍首相はまた「日本政府はパレスチナとイスラエル問題を解決する方案を支持し、パレスチナに1億ドルの人道援助を提供するほか、パレスチナ中小企業の発展計画における支援のため専門家を派遣する」と明らかにしました。
一方で同日、「イスラム国」は安倍首相宛ての映像をインターネット上で公開し、日本が「イスラム国」への攻撃のために2億ドルを支出するとしたことを受けて、72時間以内に身代金2億ドルを支払わなければ拘束している日本人2人を殺害すると脅迫しました。イスラエルメディアの報道によりますと、安倍首相は20日エルサレムで「人質の2人は何の被害も受けない状態で無条件で釈放される必要がある」と述べたということです。
(中国国際放送局)
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