【新華社南寧1月19日】ここ数年、中国・南西の国境地域では、「3つの勢力(テロリズム、分裂主義、過激主義)」の騙しや脅迫による密出入国活動が増加の勢いを呈しており、一部のテロリストが密航を妨害されてから現地で「聖戦」を実行し、罪のない人を無差別に殺し、深刻な危害をもたらしている。中国公安部門は2014年5月初めより河南省、広東省、広西省、四川省、雲南省、新疆ウイグル自治区といった各地の警察部門により、南西の国境地域の組織的な密航を打ち砕く特捜事件活動の展開を配置してきた。
現在までに、公安機関は組織、輸送、密航の事件計262件を摘発し、組織、計画、他人を運送し密航させる疑いがもたれる容疑者352人を捕まえ、密航の疑いがもたれる容疑者852名を逮捕した。
南西の国境地域におけるこれらの組織的な密航活動は一般的な密航犯罪とは異なり、明らかにテロの特徴を備えている。このような犯罪活動は主に海外の「東トルキスタン・イスラム運動」が舞台裏で指揮を操り、宗教の過激な思想を懸命に広め、大衆が出国して「聖戦」活動に参加するよう煽動し、「東トルキスタン・イスラム運動」のテロ組織に力を補っているという。
密航者の大多数は、宗教の過激思想に惑わされて洗脳され、「三つの勢力」に騙され、脅迫されている。一部の過激分子は密航を阻止された後、テロ活動を起こし、社会の安定に深刻な脅威を与えている。例えば、雲南省昆明「3·01」事件、ウルムチ「4·30」事件などの多数のテロ事件はいずれもテロリストが不法出国を阻止された後に実施した「聖戦」で、人民群衆の生命と財産の安全に重大な損害を与えた。
紹介によると、特別捜査行動で、次の3種類の犯罪者を重点的に取り締まる。密航を組織する犯罪組織の主犯格、主要人物、組織の策定者、中継連絡者、組織の密輸人及び国外「蛇頭」;辺境地域の「黒司機(悪心の運転手)」、「黒導游(悪心のガイド)」などの密航活動に利便を提供する不法犯罪者。
中国の警察当局は、次のように表明した。東南アジア諸国の警察との国際警務協力をより一層に強化し、二国間及び多国間の警務協力メカニズムを利用し、国際的な逃亡犯の逮捕に協力し、密航犯罪組織の主犯格と主要人物を断固として逮捕する。
東南アジア問題の専門家、広西社会科学院の孫小迎研究員は、次のように述べた。これらの密航者は明らかに宗教の過激思想に洗脳されており、密航目的地は多数の国を経由するため、成功者はごく稀だ。なぜなら、いかなる国でも摘発される可能性があり、最終的に国際的な法則に照らして強制返還される。一部は身分証明書を紛失し、最後は国際的な流れ者になる。
(新華網日本語)
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