【新華社北京1月19日】中国は今年から、国、省、県の各レベルで観光客のマナー違反の記録をとり、「観光客マナー違反記録管理弁法」を制定、実施する。航空会社、旅行会社、観光ホテルなどが連携し、観光客のマナー違反情報の通報、責任追及の仕組みをつくる。
中国国家観光局の李金早局長は15日、次のように述べた。観光のよいマナーは国と民族のイメージに関わり、公民の素養の現れで、各方面の関心を集めているが、依然幅広い観光客の習慣になっておらず、観光業者が意識的に提唱する事柄にもなっていない。国は観光マナー違反行為を断固取り締まり、典型的な事例を把握し、警告、教育の役割を発揮する。最もひどい事件から始め、観光マナー違反行為取り締まりを通じて、観光のよいマナーを広めるという目的を達成する。国家観光局は通信官庁と協力し、観光客が海外の目的地に到着すると「安全を守り、礼儀正しくし、衛生的にし、大声で騒がず、落書きをせず、規則や法律に違反しない」というメールを受信できるようにする。各旅行会社は海外旅行の管理・審査・研修責任を徹底させ、出発前の説明・注意を徹底させ、ガイドの職責履行を徹底させるようにする。国家観光局は関係方面と協力し、マナーを守らない観光客を法に基づいて処分し、マナー違反の観光客に対する責任追及制度を制定する。
また中国は今年、観光マナー違反を随時「カメラに収める」活動を展開し、マナー違反の写真、映像などを集中的に公開し、マナー違反行為を非難するムードをつくる。観光マナー注意喚起活動を展開し、観光マナーの理念を深く人心に根付かせる。また、公益宣伝活動として観光マナーバックパックツアーを行う。これは毎年1万人の大学生を選び、夏休みを利用して、バックパックツアーをしてもらい観光マナーを宣伝するもの。
(新華網日本語)
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