アメリカのオバマ大統領とイギリスのキャメロン首相は16日、ホワイトハウスで、主要6カ国とイランの核問題協議の期間中は新たに制裁を追加しないと発表しました。
オバマ大統領はこの日、キャメロン首相との共同記者会見で「イラン核問題は交渉を通して、包括的な解決を含む協議に達することが現時点で最も望ましい結果だ。交渉期間中にイランに新たな制裁を追加することは、国際社会の団結を壊すことになり、外交ルートを通してイラン核問題を解決するチャンスを先伸ばしにすることになる」と述べました。また、オバマ大統領は連邦議会で制裁強化の議案が可決されても拒否権を発動するとしています。
同じ記者会見で、キャメロン首相は「イギリスとアメリカは依然としてイランの核兵器開発を阻止する決意があり、この目的を実現させるために最も良い環境作りをし、交渉を成功させたい。従って、今はイランに更なる制裁を追加することはできない。交渉が決裂すれば、国際社会の貴重な団結にひびが入る可能性がある」と指摘しました。
イラン核問題協議に参加しているアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国とドイツの主要6カ国は1月18日に、ジュネーブで全体会合を再開する予定です。
(中国国際放送局)
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