中国共産党中央政治局委員で新疆ウイグル自治区党委書記の張春賢氏は嘗て次のように表示した。シルクロード経済ベルトのコア領域の構築に尽力することは、新疆の重大な歴史的なチャンスだ。新彊は地理的条件と人文などの優位性を十分に発揮し、全方位的に開放を強化し、「五つのセンター、三つの基地、一つの通路」を建設して、経済ベルトのコア領域の構築に努めてゆく。
この位置付けの内包には、新疆の建設をシルクロード経済ベルトの地域的な交通中枢センター、商業貿易の物流センター、金融センター、文化科学技術教育センター、医療サービスセンターおよび国家大型石油・天然ガス生産備蓄基地、大型石炭・石炭火力発電・石炭化学工業基地、大型風力発電基地とし、国家エネルギー資源の陸上での大通路とすることが含まれる。これにより、新疆はシルクロード経済ベルト建設の主力軍及び前列に構える兵としての役割をしっかりと担うように努力してゆく見通しだ。
ここ数年、中国はユーラシア諸国とより緊密な商業貿易の繋がりの構築に取り組んできた。統計によると、2011年3月渝新欧鉄道の初運行から、今に至るまでの新疆阿拉山口を経由して西側へ向かう国際列車は累計で11本だったとのことだ。 データによると、渝新欧鉄道は運行3年余りで、昨年11月までに、計365本を発車し、49億8200万元分の貨物を送り出してきた。昨年の11月までに、阿拉山口税関は中欧の国際列車203本を監督管理し、貨物輸送量は8万6000トンに達したという。
阿拉山口市の口岸（出入国検査所）管理事務所の李河新主任は、絶えずコード化されている国際列車はシルクロード経済ベルトの鉄道における国際貨物輸送がもたらした競争の優位性を示しており、列車数、頻度、貨物輸送の方面での「注目度」が絶えず上昇し、これが沿線の省の人の流れ、物流のスムーズさを促進してゆく見通しだと紹介している。
ある専門家は、次のように見解を示していた。「一带一路」戦略の提起は、中国・中西部の開発・開放、東部の転換・アップグレードといった現実的なニーズに基づいている。中国が沿線の関連諸国とインフラ建設、輸出入貿易、エネルギー開発などの分野で協力を強化することは、沿線地域の経済発展に新しい原動力を提供し、沿線地域の新たな経済成長の極（Growth-Pole）や都市群の形成を推進してゆく見通しだ。
（新華網日本語）
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