【新華社北京1月7日】中国の医薬品流通業者にとって、2015年は油断できない年だ。各地による必須医薬品・非必須医薬品の入札の推進が緩慢であること、基本医療保険薬入札の実施が停滞していること、これに配送率が基準に達していない業者を対象としたブラックリスト制度が実施されること、処方薬のネット通販が解禁されることなどが医薬品流通業の下振れ要因となる。6日付中国証券報が伝えた。
中国の医薬品流通業の成長率は年々低下する中、以上のマイナス要因により、同業界の再編が加速する見込みだ。病院への医薬品配送について言えば、小規模で分散化した配送業者は今後、大規模で商品の種類の整った大手との競争に勝ち、生き残ることは容易なことではない。小売の面においては、処方薬のネット通販の解禁で、実店舗の食いぶちが奪われる可能性もあると見られる。
(新華網日本語)
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