新華網、ＡＩに関する共創会議・思想家フォーラムを開催

２１日、ＡＩに関する応用エコシステムパートナー共創会議、イノベーション・社会ガバナンス思想家フォーラムであいさつする新華網の儲学軍（ちょ・がくぐん）共産党委員会書記・董事長。（北京＝新華社配信）

   【新華社北京３月２３日】新華社傘下のニュースメディア、新華網は２１日、人工知能（ＡＩ）に関する応用エコシステムパートナー共創会議とイノベーション・社会ガバナンス思想家フォーラムを北京で開いた。

   新華網は政府、産業界、教育・研究機関、ユーザー各界のトップクラスの人々と手を携え、ＡＩ技術の最先端の動向を探求し、オープンで協調的なウィンウィンのＡＩエコシステムを構築している。

２１日、新華網「ＡＩ産業イノベーション・エンパワーメント・インフラ」エコシステム革新製品の発表会。（北京＝新華社配信）

   新華網の儲学軍（ちょ・がくぐん）共産党委員会書記・董事長はあいさつで、新華網はコンテンツ制作におけるＡＩの革新と応用を積極的に探究し、ＡＩ編集アシスタントや生成ＡＩツールの支援の下でイノベーション的なニュースコンテンツを作り出していると紹介。今後はＡＩエージェントを通じて情報サービスの入り口を拡大し、ＡＩ技術を利用して情報の受け手に新たな体験をもたらしていくとし、ＡＩとメディア、産業の融合を深め、情報産業の新たな展望を広げていく考えを示した。

２１日、新華網のＡＩに関する応用エコシステムパートナー共創会議、イノベーション・社会ガバナンス思想家フォーラムの出席者ら。（北京＝新華社配信）

   今回の会議では「新華網ＡＩ産業イノベーション・エンパワーメント・インフラ」の今年最初のエコシステム共創製品を発表。データ要素、インテリジェントコンピューティングの統合、開発支援、セキュリティガバナンスの四つの主要な枠組みを通じ、データから開発に至る全てのプロセスで政府や企業、ユーザーを支援する。会場では同インフラを活用したエコシステム革新製品も披露された。

   新華網は今回、クラウドサービスの阿里雲（アリクラウド）や騰訊雲（テンセントクラウド）、中国科学技術大学など先駆的な企業、研究機関と協力協定を締結。互いがＡＩやビッグデータなどの分野で包括的な協力を深めていく。