19日、ボアオ鎮にあるボアオ・アジアフォーラム国際会議センター。(ボアオ=新華社記者/楊冠宇)
【新華社ボアオ3月25日】中国海南省瓊海(けいかい)市博鰲(ボアオ)鎮の東嶼(とうしょ)島で25日、ボアオ・アジアフォーラム2025年年次総会が始まった。かつては無名の静かな漁村だったボアオは、20年以上にわたる「思想の祭典」との歩みを経て、アジアさらには世界が注目する「国際会議都市」へと変貌を遂げている。
ボアオ・アジアフォーラムは01年に創設され、02年4月12日に第1回年次総会を開催。ボアオの脆弱(ぜいじゃく)だったインフラはそれから飛躍的に向上し、ボアオ国際空港が開港し、海南島を一周する高速鉄道の駅ができたほか、楽城国際医療ツーリズム先行区も設けられた。漁業と農業が中心だった産業も多様化して活気が生まれ、会議・展示会や医療ツーリズム、グリーン(環境配慮)・低炭素型産業などを新たなエンジンとし、ボアオ経済は急速に発展した。
19日、ボアオ鎮にあるボアオ・アジアフォーラム国際会議センター。(ボアオ=新華社記者/楊冠宇)
「新しい世紀、新しい挑戦、新しいアジア 経済発展と協力」をテーマに開かれた第1回から、「変化する世界の中のアジア 共同の未来に向かって」がテーマの今回まで、フォーラムの内容は時代とともに変化を続けてきた。20年余りの発展を経て、フォーラムは世界の政界や経済界、学術界の代表が意見を交換し対話するハイレベルなプラットフォームとなり、アジア太平洋地域の協力と経済統合の推進に積極的な役割を発揮している。
2024年のボアオ・アジアフォーラム年次総会の開会式。(2024年3月28日撮影、ボアオ=新華社記者/郭程)
2013年のボアオ・アジアフォーラム年次総会の開会式。(2013年4月7日撮影、ボアオ=新華社記者/郭程)
19日、ボアオ鎮にあるボアオ・アジアフォーラム国際会議センター。(ボアオ=新華社記者/楊冠宇)
1993年5月に撮影されたボアオ鎮の万泉河河口。(ボアオ=新華社記者/姜恩宇)
ボアオ鎮の「ニアゼロカーボンモデルエリア」にある太陽光発電タイル。(2024年3月26日撮影、ボアオ=新華社記者/張麗蕓)
ボアオ鎮にある病院で、女性にHPVワクチンを接種する看護師。(2020年4月3日撮影、ボアオ=新華社記者/張麗蕓)
ボアオ鎮にある免税店の香水売り場の前を通る消費者。(2021年4月19日撮影、ボアオ=新華社記者/郭程)
2004年のボアオ・アジアフォーラム年次総会の開会式。(2004年4月24日撮影、ボアオ=新華社記者/姜恩宇)
ボアオ・アジアフォーラム第1回年次総会の参加者を歓迎するためボアオ鎮で盛大に打ち上げられた花火。(2002年4月11日撮影、ボアオ=新華社記者/姜恩宇)
ボアオ鎮を通る海南環島観光道路と海岸の風景。(2024年3月13日撮影、ボアオ=新華社記者/蒲暁旭)
ボアオ鎮にある東嶼島。(2024年3月17日撮影、ボアオ=新華社記者/楊冠宇)
2017年に開港したボアオ空港。(2016年3月3日撮影、ボアオ=新華社記者/楊冠宇)
ボアオ鎮の観光スポット、留客村で写真を撮る観光客。(2022年10月2日撮影、ボアオ=新華社記者/楊冠宇)
ボアオ鎮にある楽城国際医療ツーリズム先行区の風景。(2021年12月12日撮影、ボアオ=新華社配信)
海南環状高速鉄道のボアオ駅。(2019年3月20日撮影、ボアオ=新華社記者/郭程)
2022年のボアオ・アジアフォーラム年次総会で開かれた「グローバル自由貿易港発展フォーラム」で、自由貿易区(港)の国際競争力向上などについて交流する参加者。(2022年4月21日撮影、ボアオ=新華社記者/郭程)
2024年のボアオ・アジアフォーラム2024年年次総会で行われたサブフォーラム「ゼロカーボン電力への加速」の様子。(2024年3月26日撮影、ボアオ=新華社記者/張麗蕓)
ボアオ鎮の「ニアゼロカーボンモデルエリア」にある花の形をした風力発電機。海南島の再生可能エネルギー利用プロジェクトの一つとなっている。(2024年3月27日撮影、ボアオ=新華社記者/曹夢瑶)