【新華社北京12月23日】中国国家衛生健康委員会医薬衛生科技発展研究センターの鄭忠偉(てい・ちゅうい)主任は21日の記者会見で、中国が開発を進める新型コロナウイルスワクチンは複数が第3相臨床試験に入っており、中国がワクチン開発で世界の最前線にいると述べた。
鄭氏は世界保健機関(WHO)のデータを引用し、12月2日現在、中国では15種類のワクチン候補が臨床試験に入っており、うち5種は第3相臨床試験を実施していると語った。
また、中国のワクチンの第3相臨床試験がコロナ感染者の少ない国や地域で行われており、十分な数のサンプルが集まるまでに時間がかかる可能性があると説明。国内の一部のワクチン開発者は、第3相臨床試験の中間分析に必要なサンプルを入手したばかりで、現在、関連資料を国家薬品監督管理局に送っていると述べ、一定の基準に達したワクチンだけが市場に出るとの見解を示した。
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