9月4日、福清原発5号機の原子炉「華竜1号」に装荷される最初の燃料集合体。(福州=新華社配信/胡傑)
【新華社北京9月7日】中国福建省にある中国核工業集団の福清原子力発電所は4日、中国が独自開発した第3世代原子炉「華竜1号」を初めて採用した5号機の原子炉への核燃料の装荷作業を始めた。
同集団の担当者は、最初の燃料集合体が原子炉に装荷されたことで原子炉はメインシステムの試運転段階へ進み、完成と稼働に向けた重要な一歩を踏み出したと説明。「華竜1号」は燃料集合体177体からなる炉心設計を採用しており、炉心の出力密度を下げることで設計上の安全性を向上させているという。
同原発の1~4号機は2017年9月17日に営業運転を開始しており、原子炉4基の累計発電量は1300億キロワット時を超える。「華竜1号」を採用した5号機と6号機は、それぞれ2015年5月7日と12月22日に着工している。