【新華社ジュネーブ6月17日】世界保健機関(WHO)は15日、中国北京市で新たに感染者が確認されたことについて、中国は過去6カ月間にわたり新型コロナウイルス対策で多くの経験を積んでおり、対応する力は十分にあると信じているとの見解を示した。中国と緊密に連携して必要な援助を行うとともに、全世界に向けて関連情報を提供していくという。
WHOで緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は同日の定例記者会見で、北京事務所に感染症専門家チームが常駐し、北京の感染状況の動向を注視するとともに、中国国家衛生健康委員会や疾病予防抑制センターとも日常的な業務のやり取りを続けていると説明。また、向こう数日間は中国駐在チームに専門家を追加派遣して、感染源の特定やウイルスの遺伝子配列情報の解析などに協力するとした上で、中国での感染拡大の動きを引き続き追跡し、必要な援助を行うとともに、国際社会に関連情報を提供していくとの考えを示した。
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