【新華社北京６月２日】習近平（しゅう・きんぺい）中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席はこのほど、海南自由貿易港の建設について重要指示を出し、次のように指摘した。
海南省での自由貿易港建設は、党中央が国内と世界の二つの大局に着目し、中国の特色ある社会主義の革新と発展を推進するために行った重要な戦略的政策決定であり、中国新時代の改革開放プロセスにおける一大事業である。党の指導を堅持し、中国の特色ある社会主義制度を堅持し、世界のハイレベルな経済貿易ルールと結び付け、生産要素の自由で円滑な移動を促進し、高い品質と基準で自由貿易港を建設しなければならない。制度の統合と革新を際立った位置に置き、思想を解き放ち、大胆に革新し、条件が整ったものから次々と実施していかなければならない。
習近平氏は、中央と国家の関係部門が大局から出発して海南省の大胆な改革・革新を支援し、海南自由貿易港の建設が絶えず新たな成果を収めるよう推進しなければならないとも強調した。
海南自由貿易港は、実施範囲を海南島全島としている。２０２５年までに貿易と投資の自由化と円滑化を柱とする自由貿易港政策制度体系を基本的に確立し、２０３５年までに中国の開放型経済の新たな拠点とする。今世紀中ごろまでに強い国際的影響力を持つハイレベルな自由貿易港を全面的に完成させる。
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