【新華社北京５月２８日】中国の李克強（り・こくきょう）国務院総理は２８日、第１３期全国人民代表大会（全人代）第３回会議の閉幕後にオンライン記者会見を行い、新型コロナウイルスの世界的流行による外部環境の変化への対応、および世界が公衆衛生上の試練と世界経済の衰退に対処する中で中国が担うべき役割について質問を受け、次のように述べた。
世界が新型コロナに対処する上で、特に必要となるのは公共財であり、産業チェーンとサプライチェーンの安定の維持である。開放をさらに進め、貿易・投資の自由化と円滑化を推進する必要がある。
中国は対外開放を揺るぎなく進め、多国間協力を拡大し、開放の中で世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定を守る。
各国と共に相互尊重と平等対応を踏まえ、国の大きさや経済規模に関わらず、互恵・ウィンウィンの実現に力を尽くす。中国は発展途上国の大国として担うべき責任を果たしていく。
中国は巨大な市場であり、われわれは消費と市場をさらに拡大していく。各国はそれぞれ長所があり、しかるべき国際的責任を担うべきである。中国が世界にとって魅力的な投資対象であり続けることに期待する。
各国は共に困難を乗り越え、互恵・ウィンウィンを図るべきであり、各国人民が共に努力することで、新型コロナの終息後の世界がさらに良くなり、衰退の後の新たな発展を迎えられると信じている。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
