17日、中国・ミャンマー文化観光年の始動のボタンを押す習近平主席(左)とウィン・ミン大統領。(ネピドー=新華社記者/鞠鵬)
【新華社ネピドー1月18日】ミャンマーを公式訪問した中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は17日夜、首都ネピドーで行われた中国・ミャンマー国交樹立70周年祝賀行事および中国・ミャンマー文化観光年始動式に出席した。ミャンマーのウィン・ミン大統領、アウン・サン・スー・チー国家顧問らも出席し、それぞれあいさつした。
ウィン・ミン氏は、習近平主席がミャンマーと中国の国交樹立70周年に際しミャンマーを公式訪問し、ミャンマーの指導者と共に国交樹立70周年を盛大に祝うことは、両国と両国人民の深い友情を体現しただけでなく、必ずや2020年を両国関係の歴史における新たな重要な一里塚にするだろうと表明した。
スー・チー氏は、習近平主席が新年早々にミャンマーを公式訪問したことは、両国が運命共同体の構築に注力する上での重要な一歩になると表明。ミャンマーは「一帯一路」構想を積極的に支持し参加すると述べ、ミャンマー・中国経済回廊の建設がより多くの大きな成果を収めることに期待を示した。
習近平氏はあいさつで、両国人民の友好交流は千年を超え、延々と続いていると指摘。双方は国交樹立の祝賀行事と文化観光年のイベントの開催を通じて、文明の相互学習を増進させ、人的・文化的交流を緊密にすべきだと述べ、両国の友好事業のためにより多くの参加者と受益者、支持者を育成することで、両国友好の社会的基礎を築く必要があるとの考えを示した。
習近平氏はまた、双方は中国・ミャンマー運命共同体の構築をよりどころに、両国人民の根本的利益に重きを置くべきであり、政治的相互信頼を固め、実務協力を拡大していく必要があると強調。中国はミャンマーと共に「平和共存五原則」の大いなる発展と実践の手本となり、国家間の交流の模範を打ち立て、国際社会が手を携えて人類運命共同体を構築するよう推し進めていきたいと述べた。