【新華社ワシントン1月15日】劉鶴(りゅう・かく)中国共産党中央政治局委員・国務院副総理・中米全面経済対話中国側首席代表は14日午前(日本時間15日未明)、米ワシントンで国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事、全米商工会議所(USCC)のドナヒュー会頭、米中ビジネス評議会(USCBC)のアレン会長とそれぞれ会見した。
劉鶴氏は次のように表明した。国際通貨基金と全米商工会議所、米中ビジネス評議会は中米両国間の経済貿易協議で多くの有益な役割を果たした。中米双方は平等と相互尊重を踏まえて第1段階の経済貿易に合意し、15日に正式に署名する。これは中国と米国に有益なだけでなく、世界全体にも有益である。その意義は経済貿易分野だけでなく、世界の平和と安定、繁栄の維持にも役立つ。中米両国は二つの責任感ある大国として、イデオロギーや政治・経済モデルが異なっていようとも完全に協力でき、互恵・ウィンウィンの発展を実現することができる。協定締結後、双方は共同で努力し着実に実行に移し、確実な成果を収めなければならない。
ゲオルギエバ専務理事は、中米両国による第1段階の経済貿易協定の調印を心から祝賀すると表明し、次のように述べた。IMFは既に2020年の中国経済の成長率の見通しを5・8%から6・0%に上方修正した。IMFはこれまで通り、事実に基づき、世界経済の成長に役立つ政策提言を行い、各国の団結促進に全力を尽くし、既存の見解の相違を解決する。
ドナヒュー会頭とアレン会長は、米中両国が第1段階の合意に達し、非常に前向きなシグナルを送ったことは、企業と市場にとって重要な好材料になると表明。USCCとUSCBCの加盟メンバーは米中両国政府と企業による第一段階合意の着実な履行を全力で支持すると述べ、双方の相互信頼を増進し、米中の経済貿易協力と二国間関係の発展のために引き続き積極的な役割を果たしていく考えを示した。
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