中国人民政治協商会議（政協）全国委員会は３１日、北京で新年茶話会を開いた。写真は茶話会で重要演説を行う習近平（しゅう・きんぺい）中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席。（北京＝新華社記者／龐興雷）
【新華社北京１２月３１日】中国人民政治協商会議（政協）全国委員会は３１日午前、北京の全国政協礼堂で新年茶話会を開いた。習近平（しゅう・きんぺい）、李克強（り・こくきょう）、栗戦書（りつ・せんしょ）、汪洋（おう・よう）、王滬寧（おう・こねい）、趙楽際（ちょう・らくさい）、韓正（かん・せい）、王岐山（おう・きざん）の各氏ら中国共産党と国家の指導者が、各民主党派中央委員会、中華全国工商業連合会の責任者、無党派人士の代表、中央・国家機関の関係方面の責任者、首都の各民族・各界の代表と一堂に会し、間もなく迎える２０２０年の元旦を共に祝った。
習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席が茶話会で重要演説を行い、次のように指摘した。中共中央は２０１９年、全国各民族人民を団結させ率い、国内外のリスクや挑戦が明らかに増えている複雑な局面に落ち着いて対応、新発展理念を徹底し、三大堅塁攻略戦（重大リスクの防止・解消、的確な貧困脱却、環境汚染対策）を着実に進めた。また、経済建設、政治建設、文化建設、社会建設、生態文明建設の推進に新たな重大な進展をもたらし、貧困脱却の堅塁攻略戦を引き続き力強く推し進め、第１３次５カ年規画（２０１６～２０年）の主要指標の進捗が予想と一致しており、小康社会（ややゆとりのある社会）の全面的実現のためにより強固な基礎を築いた。
習近平氏は次のように強調した。われわれは２０２０年、小康社会の全面的実現という目標任務を巡り、新発展理念を全面的に徹底し、改革開放を全面的に深化させ、貧困脱却の堅塁攻略戦に質の高い勝利を収め、経済の持続的で健全な発展と社会の大局の安定を確保しなければならない。われわれは引き続き「一国二制度」「港人治港（香港住民による香港管理）」「澳人治澳（マカオ住民によるマカオ管理）」、高度自治の方針を貫き、香港、マカオの長期的な繁栄と安定を守らなければならない。われわれは一つの中国の原則を堅持し「９２共通認識（コンセンサス）」に基づき両岸（中国の大陸と台湾）関係の平和的発展を推進しなければならない。われわれは対外交流と協力を深め「一帯一路」建設を積極的に推進し、世界の平和と発展という崇高な事業に新たな貢献をしなければならない。
