15日、初の試験航海を前に東澳島の海上に停泊する自律航行貨物船「筋斗雲0号」。(広州=新華社記者/鄧華)
【新華社広州12月16日】中国の企業が開発した自律航行貨物船「筋斗雲0号」が15日、広東省珠海市の東澳島で初めての試験航海を行った。島の特産品を搭載した同船は汽笛を鳴らした後、港珠澳大橋1号ふ頭に向け出港し、貨物運搬テストを実施した。
同船は中国船級社、武漢理工大学、珠海市政府と珠海雲洲智能科技有限公司などが共同で2017年末に着手した「筋斗雲」号小型無人貨物船プロジェクトの初代試験船かつモデル運行プラットフォームで、今年進水し、引き渡された。船体は全長12・86メートル、型幅3・8メートル、喫水1メートルで、設計上の航行速度は8ノットとなっている。
プロジェクトチームによると、今後、他船舶との衝突回避や自動着港・出港の試験を行い、内陸河川での自律航行を実現させるという。(記者/荊淮僑)