習近平主席、ギリシャ首相と会談　「一帯一路」共同建設で一致

中国の習近平国家主席は１１日、ギリシャのアテネで同国のミツォタキス首相と会談した。（アテネ＝新華社記者／殷博古）

【新華社アテネ１１月１２日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は１１日、ギリシャのアテネで同国のミツォタキス首相と会談した。

習近平氏は、両国関係は文明交流と互恵協力という二つの大きな絆で結ばれていると指摘し、両国の実務協力について①「一帯一路」共同建設構想とギリシャの重要国際物流中継ハブ建設戦略との結び付き強化②双方向貿易・投資の規模拡大と電力、通信、製造業、金融などでの協力強化③人的・文化的交流の深化④中欧関係の発展を共に推進－の四つを提案した。

ミツォタキス氏は、ギリシャは「一帯一路」共同建設に積極的に参加し、ピレウス港を欧州最大の港湾とすることでユーラシアの相互接続をけん引していくと表明。より多くの中国企業のギリシャ進出を歓迎し、両国が海運やエネルギー、電子商取引、文化教育、観光などの分野で交流と協力を強化することを望むと述べた。