１１日、パブロプロス大統領と歓迎式典に臨む習近平主席。（アテネ＝新華社記者／謝環馳）
【新華社アテネ１１月１２日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は１１日、ギリシャのアテネで同国のパブロプロス大統領と会談した。両元首は、両国が政治的相互信頼を強固にし、実務協力を深め、文明対話を促進し、東西の歴史ある文明国の知恵で人類運命共同体の構築推進に貢献することで一致した。
習近平氏は、中国とギリシャの友好は両国の協力だけでなく、二大文明の対話でもあると強調。両国が共に努力し、協力を深め、時空を超えた文明の成果によって互いが受け入れ合う文明交流を推進し、より公正で合理的な国際秩序を提唱することを望むと述べた。
また、①友好と相互信頼、互恵とウィンウィン②開放と実務、中欧協力の促進③文化交流と文明の相互学習④協調と協力、多国間主義の維持－の四つの模範を打ち立てるよう呼びかけた。
パブロプロス氏は、現在の不確実性に満ちた世界で中国が平和と調和、均衡を主張することは、さまざまな世界的問題を解決する上で非常に有益な手本とプランを提供したと指摘。ギリシャは中国が自らの核心的利益を守ることを引き続き断固として支持すると述べ、中国と経済・貿易や文化などの分野で協力を強化し、「一帯一路」建設を共に進めることを切に期待していると述べた。
