中国の李克強国務院総理は5日午前、タイのバンコクで同国のプラユット首相と会談した。写真は会談に先立ち、首相官邸前広場で李克強総理(右)の歓迎式典を行うプラユット首相。(バンコク=新華社記者/姚大偉)
【新華社バンコク11月6日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は5日午前、タイのバンコクで同国のプラユット首相と会談し、両国の全面的戦略協力パートナーシップが絶えず発展を深めていくよう推進する考えを示した。
李克強氏は会談で、中国の「一帯一路」構想をタイの発展戦略と結びつけていきたいと指摘。タイの東部経済回廊(EEC)の建設を支持すると述べ、これを第三国市場協力における重要なプラットフォームとしたい考えを示した。また、中国は引き続きタイを含む東南アジア諸国連合(ASEAN)各国と共に地域経済統合を推進していきたいと強調した。
プラユット氏は、EECを中国の粤港澳大湾区(広東省・香港・マカオビッグベイエリア)建設と連結させたい意向を表明。より多くの中国企業がタイに投資し、電子商取引(EC)や第三国市場、高速鉄道、第5世代移動通信システム(5G)技術、デジタル経済などの分野で協力を展開することを歓迎すると述べた。
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