【新華社ワシントン6月25日】華為技術(ファーウェイ)米国法人がこのほど、米商務省をワシントンの連邦地裁に提訴した。同省が同社の設備を押収したことと、その後の決定を遅らせていることを「違法」だと判断した。
訴状では、2017年に同社がサーバー機器やネットワーク交換機など中国から実験のために米国へ送った通信設備を実験終了後に本国へ送り返そうとしたところ、アラスカ州で商務省により輸出許可手続きの必要性の有無の調査を理由に押収されたとしている。
同社は訴状で、商務省による設備の押収に違法性があるかどうかにかかわらず、措置の決定を理由なく遅らせていることを「違法」と主張している。
ファーウェイは今回の提訴について、米商務省に損害賠償を求めている訳ではないとし、同省が関連設備の輸送に違法性があるのかを判断し、もし違法でなければ設備を通過させるべきだとしている。
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