中国の習近平国家主席は６日、モスクワでロシアのメドベージェフ首相と会見した。（モスクワ＝新華社記者／姚大偉）
【新華社モスクワ６月６日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は６日、モスクワでロシアのメドベージェフ首相と会見した。
習近平氏は次のように指摘した。中ロ関係は現在、すでに新たな時代に入っている。複雑な国際情勢、特に新興市場国の発展を抑え込む一部の不当な行為に直面し、両国が全面的戦略パートナー協力を強化することは、両国と両国人民の利益を守り、世界の平和と安定、繁栄を守る上で大きな意義がある。
習近平氏はまた、双方は国連や世界貿易機関（ＷＴＯ）、新興５カ国（ＢＲＩＣＳ）、２０カ国・地域（Ｇ２０）などにおける多国間問題で協力を強化し、より多くの「中ロプラン」で国際社会に貢献しなければならないと強調した。
メドベージェフ氏は次のように述べた。現在、個別の国は結果を顧みず、公然と国際法と国際関係の基本ルールに違反し、しばしば他国に制裁を加え、他国の企業を抑え込んでいる。これは世界経済の成長を抑制し、国際貿易の発展を脅かしており、その行為は目先のことしか考えず、破壊的である。両国は戦略的協力を強化、両国や国際社会が直面する共通の試練に手を携えて対応し、世界の平和と発展を確実に守っていかなければならない。
