28日、イスフ大統領(中央左)夫妻と記念撮影する習近平主席(中央右)と彭麗媛(ほう・れいえん)夫人(右端)。(北京=新華社記者/龐興雷)
【新華社北京5月29日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は28日、北京の人民大会堂で、ニジェールのイスフ大統領と会談した。
習近平氏は次のように指摘した。中国とニジェールの政治的相互信頼は現在、絶えず強化されており、各分野における実務協力は豊かな成果を上げている。中国はニジェールと共に努力し、中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)北京サミットの成果の実行を契機とし、戦略的協力を強化し、両国の人々にさらなる幸福をもたらしていきたい。
習近平氏はまた、次のように強調した。両国は「一帯一路」共同建設の構想とFOCACの枠組み内での結び付きを強め、インフラや民生、エネルギー、農業分野における重要な協力プロジェクトをしっかりと実行しなければならない。重大な国際問題について意思疎通と協力を強化しなければならない。
イスフ氏は次のように表明した。ニジェールは人類運命共同体の構築という目標を支持している。習近平主席が提起した「一帯一路」構想はウィンウィンの理念を体現しており、全世界に幸福をもたらすだろう。ニジェールは一つの中国政策を一貫して堅持し、「一帯一路」の共同建設に積極的に参加していきたい。
会談後、両国元首は二国間協力に関する文書の調印に立ち会った。