29日、会談に先立ち、人民大会堂東門外広場でレベロデソウザ大統領(右)の歓迎式典を行う習近平主席。(北京=新華社記者/饒愛民)
【新華社北京4月30日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は29日、北京の人民大会堂でポルトガルのレベロデソウザ大統領と会談した。
習近平氏は次のように指摘した。中国はポルトガルを「一帯一路」共同建設の重要なパートナーとみている。双方は貿易や投資、エネルギー、インフラ、電気自動車などでの協力を深める必要がある。重要な国際問題における立場の協調を強め、多角的貿易体制を確固として支持し、開放型世界経済システムの構築を推進しなければならない。
習近平氏はまた次のように強調した。今年はマカオの祖国復帰20周年であり、マカオは既に中国とポルトガルの長期的な友好協力の懸け橋となっている。中国はポルトガルと共に、ポルトガルを含むポルトガル語圏の国々との協力がより多くの成果を得られるよう推進していきたい。
レベロデソウザ氏は次のように表明した。今回中国を訪れ、第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに参加したのは、ポルトガルの「一帯一路」共同建設に対する断固とした支持を証明するためである。中国と共に経済・貿易や投資、科学技術、文化面でのつながりを深め、第三国市場での協力を広げていきたい。