中国の習近平国家主席（右）は２９日、北京の人民大会堂でカンボジアのフン・セン首相と会見した。（北京＝新華社記者／李学仁）
【新華社北京４月２９日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は２９日、北京の人民大会堂でカンボジアのフン・セン首相と会見した。
習近平氏は次のように指摘した。中国はカンボジアと共にハイレベルの往来を緊密にし、実務協力を深めていきたいと考える。人的・文化的交流を拡大し、両国関係を新たな段階へと絶えず押し上げていきたい。双方は中国・カンボジア運命共同体構築の行動計画を着実に実行しなければならない。「一帯一路」共同建設での協力を深化させ、経済特区や空港、道路などの重点プロジェクトを着実に建設していく必要がある。カンボジアが「陸海新ルート」建設に積極的に参加することを歓迎する。
フン・セン氏は次のように表明した。「一帯一路」構想は国際発展協力の手本であり、中国が提唱したものではあるが、既に参加各方面の共同事業となっている。世界は「一帯一路」共同建設を必要としており、カンボジアはそこから多くの利益を得ている。中国と共に両国による運命共同体構築の行動計画を着実に実行し、「一帯一路」の枠組み中で、双方の貿易や投資などの分野での実務協力を推進していきたい。
