中国の習近平国家主席（右）は２８日、北京の人民大会堂でパキスタンのイムラン・カーン首相と会見した。（北京＝新華社記者／姚大偉）
【新華社北京４月２９日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は２８日、北京の人民大会堂でパキスタンのイムラン・カーン首相と会見した。
習近平氏は次のように指摘した。パキスタンは中国の全天候型戦略的協力パートナーだ。中国とパキスタンは「掛け値なし」の友人であり、互いの核心的利益に関わる問題において、一貫して揺るぎなく支持し合ってきた。中国はパキスタンを中国外交の優先的方向としている。
習近平氏はまた次のように指摘した。イムラン・カーン首相が昨年１１月に訪中した際、双方は中国・パキスタン関係の発展について一連の重要な共通認識に達した。現在、中国パキスタン経済回廊（ＣＰＥＣ）における建設、金融、貿易などの協力が、重要な進展を遂げている。次の段階では、双方は引き続き努力し、全天候型戦略的協力を絶えず前進させなければならない。また、ハイレベルの往来と相互支援を深め、戦略的意思疎通を強め、「一帯一路」の共同建設の枠組み内で生産能力、インフラ建設、民生、貿易などの分野での協力が質の高い発展を遂げるよう、推進するべきだ。引き続き国際・地域社会の中で緊密に協力していきたい。
イムラン・カーン首相は次のように述べた。中国が第２回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムを成功裏に開催したことを祝福する。ますます多くの国が「一帯一路」共同建設を支持し、参加すると確信している。ＣＰＥＣの建設は、「一帯一路」協力の象徴的プロジェクトとして、パキスタン経済の発展と民生の改善に重要な役割を果たしてきた。中国の長期にわたるパキスタンへの多大な支援に感謝する。
