中国の習近平国家主席（右）は２６日、北京の友誼賓館でロシアのプーチン大統領と会談を行った。（北京＝新華社記者／謝環馳）
【新華社北京４月２７日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は２６日、北京の友誼賓館でロシアのプーチン大統領と会談を行った。
習近平氏は次のように強調した。中ロ双方は一貫して互いを重要な発展のチャンスと見なし、支え合い、互いに力を借りて、同時となる振興を実現し、手を携えて人類運命共同体を構築しなければならない。ロシアが「一帯一路」共同建設の重要な協力パートナーであり、同構想とユーラシア経済連合の結び付きは地域経済協力の模範である。次の段階で、双方は経済貿易、エネルギー、科学技術、宇宙、相互接続、地方、人文（人的・文化）などの分野における協力を引き続き推進しなければならない。
習近平氏はまた、中ロは国際協力を強め、国連と国連安全保障理事会の権威、国際法と公認された国際関係のルールを共に守り、世界の多極化と国際関係の民主化を断固として推し進め、多国間主義を堅持しなければならないと強調した。
プーチン氏は次のように表明した。習近平主席が打ち出した「一帯一路」構想は国際社会からますます幅広い支持を得ている。現在、ロ中全面的戦略協力パートナーシップがこれまでで最も良い水準にあり、国家間関係の模範になっている。ロ中国交樹立７０周年を祝うに当たり、ロシアは中国とハイレベルの往来を緊密にし、２国間の各分野での交流と協力を深め、エネルギー、相互接続など模範的な大プロジェクトを着実に行いたい。
両国元首はまた、朝鮮半島情勢やベネズエラなどの問題について意見を交わし、国際的問題と地域的問題及び多国間機構における意思疎通と協調を緊密にすることで合意した。
