中国の李克強国務院総理は１日、北京の人民大会堂でニュージーランドのアーダン首相と会談した。会談に先立ち、李克強総理（左）は人民大会堂北ホールでアーダン首相の歓迎式典を行った。（北京＝新華社記者／申宏）
【新華社北京４月２日】中国の李克強（り・こくきょう）国務院総理は１日午前、北京の人民大会堂でニュージーランドのアーダン首相と会談した。
李克強氏は中国とニュージーランドの関係が安定した発展の勢いを保っていると指摘し、次のように述べた。双方は互いに尊重し、対等に向き合う精神を持っており、政治的相互信頼を絶えず増進し、実務協力を深め、人的・文化的交流を拡大し、双方の利益の最大公約数を探り、両国の全面的戦略パートナーシップを絶えず前進させている。これは両国の人々の根本的利益に合致するだけでなく、アジア太平洋地域の平和、安定、繁栄にもプラスになる。
李克強氏はさらに次のように強調した。国際情勢は現在、深刻で複雑な変化を経験している。中国とニュージーランドは共に、アジア太平洋地域で独立外交の伝統を持つ、責任ある国だ。われわれはニュージーランドと共に多国間メカニズム内での意思疎通や協調を強化し、ルールに基づく多国間主義と多角的貿易体制を支持し、気候変動などの世界規模の問題に対応し、地域と世界の平和や発展を促したい。
アーダン氏は次のように述べた。ニュージーランドは両国関係を非常に重視している。西側諸国の中で最も早く新中国と国交を樹立し、最も早く中国と自由貿易協定（ＦＴＡ）を締結した国の一つであり、「一つの中国」政策を断固として守っている。ニュージーランドは中国企業の進出・投資を歓迎し、各国企業に良好なビジネス環境を提供し、いかなる国のいかなる企業も差別しない。中国と共に作業のペースを速め、ＦＴＡのアップグレード交渉を推進し、気候変動対応や多角的貿易体制改革などの問題で協力を強化し、ルールに基づく多角的貿易体制と国際秩序を守っていきたい。
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