中国の李克強国務院総理(中央右)は27日、海南省瓊海市博鰲鎮で、ボアオ・アジアフォーラムの潘基文理事長と一部の理事会メンバーと会見した。(博鰲=新華社記者/殷博古)
【新華社博鰲3月28日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は27日、海南省瓊海市博鰲(ボアオ)鎮で、ボアオ・アジアフォーラムの潘基文(パン・ギムン)理事長と一部の理事会メンバーと会見した。
李克強氏は、新たに選出されたフォーラム理事会がここ一年で上げた新たな成果を祝い、習近平(しゅう・きんぺい)主席は昨年、ボアオ・アジアフォーラム年次総会に出席し、開放をいっそう拡大するという中国の揺るぎない立場を表明したと指摘した。
李克強氏はさらに次のように指摘した。中国は依然として世界最大の発展途上国であり、近代化の全面的な実現にはまだ長い道のりを歩まなければならない。われわれは多国間主義の擁護を主張し、改革を引き続き深め、開放をいっそう拡大する。そうしてこそ中国近代化の目標を実現できるし、それは世界の発展と繁栄にも有利に働く。
潘基文氏と、フィリピンの下院議長で元大統領のグロリア・アロヨ氏、ロシア元首相のビクトル・ズブコフ氏ら理事会メンバーは、中華人民共和国の建国70周年を祝い、「世界は今、不確実性に満ち、一国主義や保護主義がグローバル化や多国間主義に試練をもたらしている。中国はこれに対応するために構造改革と開放拡大という道を取り、各者の手本となる役割を発揮した。フォーラムは各者と手を携えて努力し、アジア経済の一体化を推進し、世界各国がシェアする発展の実現に知恵と力で貢献することを望む」と表明した。
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