26日、中国の習近平国家主席はフランス・パリのマティニョン館で同国のフィリップ首相と会見した。(パリ=新華社記者/丁海涛)
【新華社パリ3月27日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は26日、フランス・パリのマティニョン館(首相官邸)で同国のフィリップ首相と会見した。
習近平氏は次のように指摘した。中国とフランスの友情は深く、中仏関係は日に日に進歩している。今後一定期間に、中仏双方は①両国関係の発展の正しい方向を把握し、協力のパイの拡大を通じて意見の相違を徐々に解消する②原子力や航空・宇宙などの分野での既存の協力を土台とし、協力の質とレベルの向上を加速する③協力の新たな原動力を育て、中仏友好事業の後継者を育成し、科学技術革新やデジタル経済などの分野における協力の潜在力を掘り起こし、農業などを重点分野として新たな協力を開拓する-という三つの側面で取り組むべきだ。また、中国側は「一帯一路」共同建設へのフランス側の積極的な参加を歓迎し、第三者市場での協力をフランス側と共に拡大していくことを望んでいる。
フィリップ氏は次のように述べた。仏中関係に対する習近平主席の重要な主張と計画に賛同する。フランス政府の各機関は、習主席の今回の訪問で双方が達成した重要な共通認識をしっかりと実行に移し、原子力や環境保護、グリーン経済などでの二国間の実務協力を深め、国際問題での意思疎通と協調を緊密化していきたい。