【新華社パリ3月27日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は26日、パリで中仏グローバルガバナンスフォーラムの閉幕式に出席したドイツのメルケル首相と会見した。
習近平氏は次のように指摘した。国際情勢は現在、不安定性と不確実性が高まっているが、中独両国の実務協力は安定した発展の勢いを維持している。中国はドイツと共に中独協力の基盤を引き続き大きく、実のあるものとし、両国人民により良い幸福をもたらすことに努めていきたい。
習近平氏はまた、中独関係の次の発展段階について三つの提案を行った。①中独協力の深化を通じ、世界のために協力とウィンウィンのモデルを確立②中欧協力をリードし、世界により多くの安定要素を注入③グローバルガバナンスの共同推進による多国間主義を擁護。
メルケル首相は次のように述べた。ドイツはデジタル時代の独中経済・貿易関係を深化させたいと考える。第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムにも積極的に参加したい。ドイツは中国の開放拡大がもたらす市場機会を十分に活用したいと考えており、ドイツで投資と起業を行う中国企業に公正で良好な市場環境を提供していく。ドイツは欧州と中国の協力関係の推進に力を入れており、欧州と中国が手を携えて多国間主義の擁護に努めることを主張している。