【新華社北京３月２２日】中国江蘇省塩城市響水（きょうすい）県の陳家港化学工業パークにある天嘉宜化学工場で２１日午後２時４８分（日本時間同３時４８分）ごろ、爆発事故が発生し、周辺の企業１６社に影響が及んだ。全力を挙げての処置によって、現場の火災はすでに鎮圧され、空気汚染物質は基準の範囲内に制御された。これまでに４７人が死亡し、９０人が重傷となっているほか、何らかの負傷をした人がいる。
事故発生後、党中央と国務院は非常に重く見ている。海外訪問中の習近平（しゅう・きんぺい）中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は直ちに重要な指示を出し、江蘇省と関係部門に全力で救援活動を行い、被災者を捜索し、負傷者を速やかに治療し、善後処置をしっかりと行い、社会の安定を確実に守るよう求めた。また監視・警戒を強化し、環境汚染の発生を防止・制御し、二次災害の発生を厳重に防がなければならないとした。さらに、早急に事故原因を究明し、権威ある情報を速やかに発表し、人心の誘導を強化しなければならないと指摘した。習近平氏はまた次のように強調した。最近、一部の地方で重大な安全上の事故が相次いで発生しており、各地と関連部門は深く教訓をくみ取り、安全上の潜在的危険の厳重な検査を強化し、安全生産責任制を厳格に実行し、重大・特大事故の発生を断固として防ぎ、人民大衆の生命と財産の安全を確保しなければならない。
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