【新華社パナマ市3月3日】ラテンアメリカ議会のエリアス・カスティーヨ議長はこのほど、新華社のインタビューに応じ、まもなく始まる中国の全国両会(全国人民代表大会、中国人民政治協商会議)は中国国内だけでなく、国際的な注目を集める大きな出来事だと指摘。両会の議題に強い関心を寄せており、円満に成功することを望んでいると述べた。
カスティーヨ氏は、中国の改革開放がもたらした輝かしい成果、特に近年の発展を称賛。中国政府が両会期間中に打ち出す新たな取り組みに非常に注目していると述べた。その上で、中国はラテンアメリカを含む世界に対して開放しており、さらに多くのラテンアメリカ諸国と外交関係を樹立し、双方の協力や交流が勢いを増していると指摘。双方が今後、友好関係を一層強固にし、さらに多くの共同発展のチャンスを掘り起こしていくことを願っていると述べた。
カスティーヨ氏はまた、貧困脱却における中国の成果にも注目。中国は7億人以上を貧困から脱却させることに成功したが、貧困脱却は発展途上国が共に直面している大きな課題であり、中国がこの分野で収めた成果はわれわれが参考にし、学ぶ価値があると強調した。
カスティーヨ氏は以前、パナマ国民議会議長を務めた。中国は現在、世界で2番目のパナマ運河利用国であり、パナマのコロン・フリーゾーン最大の商品供給国となっている。パナマと中国との関係についてカスティーヨ氏は、両国が国交樹立以降、一連の二国間協力協定に調印し、中国が提唱する「一帯一路」建設にパナマも積極的に参加していると述べた。
カスティーヨ氏はさらに、中国では経済発展に伴い中間所得者層が拡大し続けており、これはパナマ産牛肉やコーヒーなどの特産品輸出に巨大な市場を提供するとともに、パナマの観光業の発展にも大きな利益をもたらしていると指摘。近年、パナマではさらに多くの中国系企業が大型インフラ整備に参加しており、中国の対外開放の拡大がパナマに一層多くの発展のチャンスをもたらしていると述べた。
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