中国の李克強国務院総理は２２日、北京の人民大会堂で、訪中しているカンボジアのフン・セン首相と会談した。李克強総理は会談を前に、人民大会堂北ホールでフン・セン首相の公式訪問を歓迎する式典を行った。（北京＝新華社記者／翟健嵐）
【新華社北京１月２３日】中国の李克強（り・こくきょう）国務院総理は２２日午後、北京の人民大会堂で、訪中しているカンボジアのフン・セン首相と会談した。
李克強氏は次のように表明した。中国はカンボジアと共に、相互尊重、相互平等、互恵・ウィンウィンの精神を踏まえ、両国の全面的戦略協力パートナーシップに引き続き新たな原動力を注入するよう努力していきたい。
李克強氏はまた、次のように指摘した。中国はこれまで通り、カンボジアが自らの国情に合った発展の道を歩むことを断固として支持し、「一帯一路」構想とカンボジアの発展戦略をさらにしっかりと連携していきたい。双方は共同でシアヌークビル港経済特区などの重点的協力プロジェクトを着実に実行し、２０１９年の「中国・カンボジア文化観光年」をしっかりと実施し、中国－東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）協力や、瀾滄江（らんそうこう）・メコン川協力などの枠組みの下で、意思疎通や協力を強化しなければならない。中国は引き続き、カンボジアの発展の加速や民生改善のために、できる限り支援していきたい。
フン・セン氏は次のように述べた。中国が長期にわたって、カンボジアに揺るぎない支持と力強い支援を提供していることに感謝する。中国と伝統的な友好を固め、インフラや生産能力、経済・貿易、農業、民生など分野での協力をさらに深化させ、人的・文化交流を拡大し、国際・地域問題での協力を緊密にし、両国の全面的戦略協力パートナーシップがより大きな発展を遂げるように推進していきたい。
会談後、李克強氏とフン・セン氏は、複数の二国間協力文書の調印に立ち会った。
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