【新華社北京１２月３０日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は２９日、要請に応じてトランプ米大統領と電話会談を行った。
トランプ氏は、習近平氏と中国人民に新年のあいさつと祝福を送り、次のように述べた。米中関係はとても重要で、全世界が非常に注視している。私は習近平主席との良好な関係を重要視している。私と習近平主席がアルゼンチンでの会合で達した重要な共通認識を両国の作業チームが全力で実行に移していることを喜んでいる。関連する対話と協議は前向きな進展を収めており、両国人民と世界各国の人民にとってプラスとなる成果が得られることを期待している。
習近平氏は、トランプ氏と米国人民に新年の祝福を送り、次のように指摘した。私と大統領は共に、中米関係を前向きな方向へ安定的に発展させることで同意している。両国関係は今まさに重要な段階に差し掛かっている。私と大統領は今月始めのアルゼンチンでの会合を成功させ、重要な共通認識に達した。両国の作業チームはその後、共通認識の実行に向け前向きに取り組んでいる。双方のチームが歩み寄り、仕事に励むことで、互恵・ウィンウィンかつ世界にとって有益な合意が早急に得られることを望む。
習近平氏はまた次のように強調した。来年は中米国交樹立４０周年に当たる。中国は中米関係の発展を非常に重視しており、米側が協力的かつ建設的な中米関係を発展させたいと望んでいることを称賛する。中国は米国と共に、４０年にわたる中米関係発展の経験を総括し、経済・貿易や両軍、法の執行、麻薬取締、地方、人文（人と文化）など各方面の交流と協力を強化していきたい。世界と地域の重大な問題で意思疎通と協調を保ち、互いの重要利益を尊重し、協調、協力、安定を基調とする中米関係を推し進め、両国関係の発展が両国人民と世界各国の人民により良い恩恵をもたらせるようにしていきたい。
両元首はまた、朝鮮半島情勢など共に関心を寄せる国際・地域問題について意見を交わした。習近平氏は、米朝双方が引き続き対話を行ない、前向きな成果を収めることを中国は激励し支持していくと重ねて強調した。
当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事：
