中国の習近平国家主席(右)は現地時間11月30日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで日本の安倍晋三首相と会見した。(ブエノスアイレス=新華社記者/李涛)
【新華社ブエノスアイレス12月1日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は現地時間11月30日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで日本の安倍晋三首相と会見した。
習近平主席は次のように強調した。新たな情勢の下、中日の関係発展は従来より有利な条件に置かれている。中日の経済・貿易実務的協力の潜在力は莫大だ。われわれは、日本が引き続き中国の改革開放のプロセスに参加し、中国の発展の新たなチャンスを共有することを歓迎する。双方は相互補完の優位性を十分に発揮し、広く、深い協力関係を切り開くべきだ。また、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)と中日韓自由貿易協定(FTA)の早期交渉妥結を目指さなければならない。双方は重大かつ敏感な問題を適切に処理し、両国の関係がこれから二度と妨害を受けないことを保証しなければならない。
安倍首相は次のように表明した。日本は中国の国際社会における重要な役割を非常に重視している。中国と多国間の問題で交流・協力を強化できるよう望んでいる。また、日本は自由貿易や世界貿易機関(WTO)を核心とする多国間貿易体系の維持を主張し、RCEP交渉を積極的に推進し、日中韓FTA交渉の推進を加速したい。20カ国・地域(G20)の議長国を務める間に中国との協力強化を期待している。
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