中国の習近平国家主席は現地時間28日、スペインの首都マドリードで同国のサンチェス首相と会談した。(マドリード=新華社記者/李学仁)
【新華社マドリード11月29日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は現地時間28日、スペインの首都マドリードで同国のサンチェス首相と会談した。双方は中国・スペイン関係の発展について幅広い共通認識に達し、国交樹立45周年を新たな出発点とし、両国関係が新たにより大きな発展を得られるよう推し進め、両国民にさらなる幸福をもたらしていくことで合意した。
習近平主席は次のように強調した。中国とスペインが「一帯一路」協力を行うことは歴史や地理などさまざまな面で優位性を備えている。「一帯一路」構想とスペインのアジア戦略、地中海回廊建設などを結びつけ、経済・貿易往来を促進し、港湾や海運、航空、新エネルギー車、金融などの分野で協力を広げていく必要がある。
サンチェス首相は次のように表明した。習近平主席による今回のスペイン訪問は、スペイン・中国関係の新時代を切り開く歴史的な意義を持つものだ。「一帯一路」も歴史的意義を持つ重要な構想であり、スペインはこれに積極的に参加し、共同建設していくことを願っている。