第26回アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議が18日、パプアニューギニアのポートモレスビーで開催された。会議に出席した中国の習近平国家主席は「時代のチャンスを捉え、アジア太平洋の繁栄を共に図る」と題する重要演説を行った。(ポートモレスビー=新華社記者/黄敬文)
【新華社ポートモレスビー11月19日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は18日、パプアニューギニアのポートモレスビーで開催された第26回アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議で「時代のチャンスを捉え、アジア太平洋の繁栄を共に図る」と題する演説を行った。
習近平氏は次のように指摘した。われわれはパートナーシップを深化させ、共通の課題に手を携え対応していかなければならない。アジア・太平洋各国は国情も異なるため、食い違いが生じることはおかしなことではない。われわれは多様性という実情に即し、それぞれが自ら選んだ道を互いに尊重し、開放と包摂を基礎として互いが打ち解け学習し合い、適切な競争とともに互恵協力を行い、アジア・太平洋運命共同体を共に構築していくべきである。
中国は人民を中心とする発展思想を堅持し、イノベーションと調和、グリーン(環境配慮)・開放、共有という新たな発展理念を実践していく。中国は今まさに「高速の成長」から「質の高い成長」に移行しつつある。中国経済が長期的に安定の中で良い方向に向かうという全体的な勢いは今後も維持されていく。