17日、第26回アジア太平洋経済協力会議(APEC)最高経営責任者(CEO)サミットで基調演説を行う習近平主席。(ポートモレスビー=新華社記者/鞠鵬)
【新華社ポートモレスビー11月18日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は17日、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで第26回アジア太平洋経済協力会議(APEC)最高経営責任者(CEO)サミットに出席し「一致団結して困難を乗り越え、より良き未来を創造」と題する基調演説を行った。
習近平主席は演説で、「世界は現在、大発展、大変革、大調整の時期にある」と述べ、歴史の流れに対し、如何に世界経済の発展のために正しい方向性を把握するか、如何に国際社会のために効果的なガバナンスの筋道を見いだすかについて、次の5点を提案した。①開放の方向性を堅持し、発展空間を広げる②発展の方向性を堅持し、人々の利益を増進する③包摂の方向性を堅持し、互いの交流と学習を促進する④イノベーションの方向性を堅持し、成長の原動力を引き出す⑤ルールを指針とすることを堅持し、グローバルガバナンスを改善する。
習近平主席は同日、APECメンバー・エコノミーの首脳・代表とAPECビジネス諮問委員会(ABAC)代表の対話会にも出席した。