２９日、ＵＡＥの首都アブダビで、ムハンマド・アブダビ首長国皇太子（右）と会見する王岐山氏。（アブダビ＝新華社記者／龐興雷）
【新華社アブダビ１０月３１日】中国の王岐山（おう・きざん）国家副主席は２８～３０日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）政府の招きに応じて同国を訪問し、アブダビでムハンマド・アブダビ首長国皇太子と、ドバイでＵＡＥ副大統領兼首相のムハンマド・ドバイ首長とそれぞれ会見した。
ムハンマド・アブダビ皇太子との会見で王岐山氏は、今年７月に習近平（しゅう・きんぺい）国家主席がＵＡＥ公式訪問を成功させ、ムハンマド皇太子と共に両国の全面的戦略パートナーシップの新たな位置付けを確立したと述べ、将来の両国関係の発展への基礎を固め、方向性をはっきりと指し示したと強調した。王岐山氏はさらに、中国は両国間の実務協力と人的・文化交流を絶えず深めていきたいと述べた。
ムハンマド・アブダビ皇太子は、ＵＡＥが対外関係において、中国との全面的戦略パートナーシップを重視していると表明。中国と共に潜在力を掘り起こし、幅広い分野での交流・協力をさらに緊密にし、両国関係を絶えず深めていきたいと述べた。
ムハンマドＵＡＥ副大統領兼首相との会見で王岐山氏は、７月に習近平主席がＵＡＥ公式訪問を成功させ、両国関係を新たな高みへと引き上げたと表明。今回の訪問は両国のハイレベル交流を保ち、双方の協力を盛んにし、習近平主席の訪問時に双方が達した重要な共通認識を具体的な協力として実行に移し、両国の全面的戦略パートナーシップを絶えず充実させていくものだと指摘した。王岐山氏はさらに、両国が「一帯一路」の共同建設の枠組みの下、豊かな協力の成果を上げていることを挙げ、金融やイノベーション、人工知能（ＡＩ）などの分野でさらに協力を強化し、ドバイの海水稲プロジェクトをさらに推し進めて、両国民と世界の人々に幸福をもたらしていきたいと述べた。
ムハンマド副大統領兼首相は、ＵＡＥが中国と共に両国指導者の共通認識を実行に移し、双方の協力をさらに進展させていく考えを示した。
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